亡くなる際、看取り作業が一人ずつ異なることはやむを得ませんが、ひとり一人に最期まで尊厳ある生活を送ってもらうことが重要です。そこで、日数のかかるケースがあっても医師は看取りを続けるわけですが、自ら抱えている他の患者に対する医療業務に混乱が発生することも当然避けなければなりません。しかしながら今後、高齢者の急増が予想される中でこうした医療現場の混乱という事態発生が危惧されています。そこで、数年前から医療機関に勤務中の医師の遠隔サポートを受けて看取りに寄り添って死亡診断まで行える看護師を養成する研修プログラムが日本医師会主催で始まっています。
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